Japonistyka

Collegium Humanisticum
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日本学科について

ニコラウス・コペルニクス大学における日本学科の沿革
ポーランドにある国立大学の日本学科の一つとしての当学科は言語学部(あるいは文献学部 Wydział Filologiczny/ Faculty of Languages)に所属している。当学部には日本学科以外はポーランド語研究所 ・ポーラン文学研究所・スララ学研究所 ・英語学科・フランス学科・ドイツ学科・古典学科・ギリシア言語文明学科・文化学科・イタリア学科・カナダ研究室・オーストラリア研究室・アラブ言語文化研究室・キタブ研究センター などが所属している。
ニコラウス・コペルニクス大学における日本語教育はかなり長い歴史を持ち、1970年代に遡る。当大学の日本語教育は、1970年代に訪日した偉大な数理物理学者のロマン・S・インガルデン教授(1920-2011)によって開始された。日本の文化に魅了されたインガルデン教授は帰国後、日本語コースを開き、日本語を教えはじめた。また当時、ニコラウス・コペルニクス大学に滞在した日本人の物理学者が日本語コースに従事したこともあった。1993年、トルンにJICA/JOCVからのボランティアが派遣され、2004年まで日本語を教授していた。
1995年2月、インガルデン教の努力の結果、当時の人文学部で日本言語文化研究室が開設された。日本言語文化研究室は、日本に関係がある授業を担当し、日本学科を設置するために準備を進めた。当研究室を設立するという決定は1994年春、インガルデン教授のほか、当時の人文学部長レフ・ヴィトフスキとアルフレッド・F・マイエヴィチ教授、クシシュトフ・ステファンスキ教授によってされた。最初の室長は客員教授としてマイエヴィチ教授が勤めた。1998年から現在に至るまで室長はステファンスキ教授である。

1997年、日本言語文化研究室は外国語実習コース(Studium Praktycznej Nauki Języków Obcych)から日本語の教授を受け継いで担当し始めた。また1998年の秋には、特にニコラウウス・コペルニクス大学の学生向けの日本語・日本文化特別講座(Studia Specjalne Języka i Kultury Japońskiej)が開かれた。その講座では、二年間をかけて学生たちに日本につての基本的・体系的な知識を習得させたが、日本語のレベルは初級ぐらいであった。
日本言語文化研究室は1995年に正式に開設されたに もかかわらず、その展開はようやく2003年頃以降に見 られる。2003年、講師として中山称子先生が勤め始め た。また、2007年に助教授としてイヴォナ・メルクレ イン博士が勤め始めた。更に日本言語文化研究室 と協力関係にある、ワルシャワ大学東洋学部日本学 科とアダム・ミツキェヴィチ大学新文献学部東洋研 究所日本学科の教員たちも授業を担当し、トルン 日本学専攻科のスタッフの状態を充実させ、同時 に幅広いカリキュラムを実行することを可能にさ せた。2008年にはニコラウス・コペルニクス大学の日 本学専攻科(3年間の学士課程)の学生たちが初めて 入学し、2011年に9人が卒業して学士号を取得した。
2015年10月、日本学の修士課程が開始された。
日本学専攻科の日本語および日本研究関係の講座は、現言語学部に所属する日本研究科のスタッフが行ってきた。現スタッフは常勤ポーランド人9名・日本人3名、非常勤ポーランド人3名、合計14名である。2015年度の入学者数は、学士課程は64名、修士課程は14名で、2015年10月現在在学中の学生は合計122名である。2016年10月より、予想される在学者数は135人を上回る見込みである。
2016年4月、日本言語文化研究室は名前を変更し、日本学科/Zakład Japonistyki になっている。
参考文献:
1) Stefański K., Pięć lat Pracowni Języka i Kultury Japońskiej na Uniwersytecie Mikołaja Kopernika w Toruniu – wciąż jeszcze trudne początki, “Japonica” nr 12/2000, ss. 63-69.
2) Stefański K., Japonistyka na Uniwersytecie Mikołaja Kopernika w Toruniu, referat wygłoszony podczas warszawskich Dni Japonii w 2009 r.